絶対に行きたかった『ねむの木のこどもたちとまり子美術展』。
最終日だった昨日、ようやく行くことができました。
ねむの木学園のこどもたちの絵は、ほんとうにピュアでまっすぐです。
宮城まり子さんは、彼らにとても素敵なこと、絵を描くということをプレゼントしました。
この展示会のことはテレビで特集をしていたので知りました。
まり子さんは、彼らに絵を描くことを強制したのではなく、教え込もうとしたわけでもなく、ふとそこにペンを置いておいたのだそうです。
そして、彼らが絵を描いて見せに来てくれたら、うまいだのへただの、何も評価することはなく、ただ「嬉しい、ありがとうね」とほほえむのだそうです。
ねむの木学園のこどもたちの絵には、たびたびまり子さんが登場します。まり子さんのことをお母さんとも表現しています。
彼らはただ、ひたすらに、まり子さんの喜ぶ顔が見たくて、絵を描いたのかもしれません。
まり子さんの彼らに対する大きな心、障害や病気をも個性として受け入れる大きな愛が通じて、まり子さんもまた、彼らからの大きな愛によって支えられているんだと感じました。
まり子さんはとても幸せな人だな。
受け入れる、何もかも、あるがままに。
誰に対してでもそれが出来たなら、それはきっと自分の幸せでもあるのですね。
『雪だるまの赤ちゃん、エーンエーン』 ほんめとしみつ